TOB(株式公開買い付け)について

TOB(Take Over Bid)とは、株式公開買付けのことで、企業が他の上場企業の株式を大量に取得する際に用いられる手法です。

TOBの主な特徴:

  1. 市場外での取引:通常の株式市場を通さず、買付者が直接株主に対して買付けの申し込みを行います
  2. 公開性:買付条件(価格、期間、買付数量など)を公開して実施されます
  3. 法的規制:多くの国で、一定比率以上の株式取得を目指す場合はTOBが法的に義務付けられています(日本では原則として5%超の取得を目指す場合)
  4. プレミアム:通常、市場価格よりも高い価格(プレミアム)が提示されます

TOBが実施される主な目的:

  • 経営権の取得(買収)
  • 子会社化や完全子会社化
  • 経営支配権の強化
  • 敵対的買収の防衛策としての実施

TOBのプロセスは通常、買付予定期間の設定、条件の公表、株主による応募、決済という流れで行われます。経営統合や企業再編の重要な手段として活用されています。

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