「日歩」と「逆日歩」は証券取引、特に信用取引に関連する重要な概念です。
日歩(ひぶ)
日歩とは、株式の信用取引において、買い方(信用買い)が証券会社に支払う金利のことです。投資家が証券会社からお金を借りて株を購入する際に発生します。この金利は、借りた期間に応じて日割りで計算されます。
逆日歩(ぎゃくひぶ)
逆日歩は、株式の信用取引において、売り方(信用売り)が証券会社に支払う料金です。これは投資家が持っていない株を借りて売却する場合に発生します。市場で特定の株式の需要が高く、貸株が不足している状況で発生することが多いです。
両者の違いと発生する状況
- 日歩:信用買いの際に発生する金利費用
- 逆日歩:信用売りの際に発生する株券借入費用
逆日歩が高いということは、その株式の空売りが多く、貸株が不足しているという市場状況を示します。これは需給関係のバランスを反映しており、相場観を読み取る指標の一つとしても活用されます。
これらの費用は証券会社によって異なり、また市場状況によっても変動します。信用取引を行う際には、これらのコストを理解し、取引計画に織り込むことが重要です。
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