Wizardry Variants Daphneの損益分岐点を勝手に計算してみた

 

ドリコムが2024年10月15日にリリースした「Wizardry Variants Daphne」の開発費については、具体的な金額は公開されていないようです。ただし、同社の財務報告では、開発コストが「ソフトウェア仮勘定」として計上されており、関連する開発費が資産として扱われています。このプロジェクトに関しては、複数回のリリース延期と改良が行われており、2024年10月にリリース予定です。

開発の規模や市場展開の大きさを考えると、このゲームの開発費は通常のモバイルゲームよりも高額である可能性が高いです。特に、多言語対応(日本語と英語)やグローバルリリースを見据えた開発が進められており、大規模な投資が行われていることが伺えます。また、事前登録数25万ユーザーを超えるなど、リリース前から大きな注目を集めています【29】。

正確な金額は公表されていないものの、通常このような大規模なRPGゲームは数億円規模の開発費が必要とされることが多く、ドリコムがIP取得や長期開発を行っていることから、数億円の投資が行われている可能性が高いと推測されます。

もし「Wizardry Variants Daphne」の開発費が10億円で、1ユーザーあたりの平均月額課金が1,500円だと仮定した場合、損益分岐点に到達するためには、以下の計算で必要なユーザー数を求めます。

損益分岐点の計算式

年間の収益が開発費を超える必要があるため、次の計算式を用います:

\( \text{年間売上} = \text{月額課金} \times \text{ユーザー数} \times 12 \)

ここで、年間売上 = 開発費になる場合のユーザー数を求めます。

計算

  • 開発費:10億円(=1,000,000,000円
  • 平均月額課金:1,500円
  • 月間ユーザー数をXと仮定
  • 年間売上は月間売上の12倍


損益分岐点に達するには、この年間売上が10億円に等しい必要があります。

\( 18,000円 \times \text{X} = 1,000,000,000円 \)

これを解くと、

\( X=1,000,000,000円 \div 18,000円 ≈ 55,555人 \)

結論

月額1,500円の課金で、開発費10億円を回収するためには、55,555人のユーザーが1年間継続してプレイする必要があります。

必要なトータルユーザー裕

  • ここでは運営コストや広告費は考慮していません。これらが加わると、必要なユーザー数はさらに増加します。
  • また、ユーザー数の変動や、課金を続ける期間も大きな要素です。

ユーザー全体の15%が課金すると仮定した場合、全体のユーザー数を計算します。損益分岐点はすでに55,555人の課金ユーザーが必要であることが分かっていますので、この15%が課金ユーザーに該当すると考えます。

計算式:

全体のユーザー数を Y とすると、15%が課金している場合は次の関係式が成り立ちます。

\( 0.15 \times Y = 55,555 \)

これを解くと、

\( Y=55,555 \div 0.15≈370,370人 \)

結論:

全体の15%のユーザーが課金する場合、370,370人のユーザーが必要です。

この数のユーザーがゲームをプレイし、そのうち15%が平均1,500円/月の課金を継続すれば、開発費10億円を1年で回収できる計算になります。

 

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