株の初心者の私が通った道で、読者の皆さんには決して真似してほしくない失敗を「なぜそんな失敗をするのか?」の観点からご説明いたします。
失敗するメカニズムが分かればそうならないように回避することができると思います。
是非自分のものにしていただいて、利益を出せるように頑張りましょう。
誰かが奨める株を買う。
今は、情報を集めようとすれば、ネットでどんな情報でも集まります。
Youtubeなどで、プロのトレーダーが情報をくれます。
株の初心者は、どんな株を買えば良いのか分析ができないので、それならプロが奨めているのだから自分で下手に考えるより可能性が高いだろうという事で、あまり深く考えずに推奨銘柄を買ってしまいます。
しかし、この方法は大体がうまくいきません。なぜうまくいかないのでしょうか?
株を売買するときに想定しておきたい事がある。
株を売買するときに重要な要素が5つあります。
- いつ買うのか
- どのくらいの期間を想定しているか
- いつ売るのか
- どれくらいの利益を期待しているか
- どれくらいの損まで許容するか
1.いつ買うのか
私は先週末に、今週上がると予想する銘柄として、(4776)CYBOZUをあげました。
先週の終値が1,386円で今日の安値1,344円 高値1,387円、終値1,371円だったのですが、もし私が凄腕トレーダーだったら、株の初心者は今週上がるなら早く買わなきゃとなり、今日の始値の1,384円で買っていたかもしれません。
下手するとPTSで高いところを買ってしまうかもしれません。今買わないと買えなくなってしまうかもしれない。と思ってしまうんですよね。
私は、自分で銘柄を選んだので、買うタイミングとしては、朝一の板状況から1,348円位までは下がるかもと思い、朝一で指値を入れておいたら刺さってました。(結果的に)今日の安値付近の1,348円で買えましたが、私のいう事を自分で分析せず盲信してしまっていたら、1,384円で購入しており、現在の含み損が100株だと1,300円になっていました。
2.どれくらいの期間を想定しているか
推奨している株は、どのくらいのスパンで見ているかを知っておかないと、いつ売れば良いのか全く見当もつきません。
上であげたCYBOZUは、今週上がる銘柄と予想していますので、今週どこかの時点では、先週末より上の値段になると予想します。という意味です。来週の値動きまでは予想の範囲外ということです。
私は以前、ある著名な投資家のソフトバンク買いを信じて買ったら次の日から爆下げし、結局損切りした苦い思い出があります。
3か月が過ぎますが、まだ買値には戻ってません。長期保有を薦めていましたが、いつまで我慢すれば良いのかわからず、結局はほかの銘柄に投資したほうがよさそうなので、売りました。
3.いつうるのか
売るタイミングは利確、損切りの両方です。
凄腕トレーダーでも読み誤ることは当然あります。 それをいくらの時点で間違いだったのかを判断するかが重要です。
私の失敗は雑誌の「ZAI」に載っている銘柄でもひどい目にあったことがあります。(4015)アララです。 1,700円位で買い、頑張って保有していたのですが、今400円ちょっとをうろうろしてます。1,000円切ったところまで我慢したのですが、これはもう少し早く見切りをつけるべきでした。
どれくらいで読み誤ったのかが全く判断できず、ずるずると損失を拡げてしまいました。
また、ソフトバンクでは、いったん利益が出る場面もあったのですが「もう少し利益出るんじゃないか。」と下心を丸出しにしていたら、ちょっとづつ下がってきて、「少し下がったけど、また戻すだろう」と思っていたら結局買値より下がってしまい、大損まで持ってしまった。ことがあります。
どれくらいの値段までは上昇しそうかの当たりをつけておいて、その金額に達したら売るべきかホールドかその時点で判断する事が必要になってきます。
4.どれくらいの利益を期待しているのか
自分で選んだ銘柄は、ある程度「こんな動きするかもな。」という予想があります。
しかし、自分で選んでいないと「ここでさがるようなら一旦リカク」といったこともできません。
一番最悪なのは、せっかく含み益がでていても、どこまで上がるか分からないのでリカクできず、ずるずる下げて結局損をするパターンです。
5.どれくらいの損まで許容範囲か
株は自分が買ったときに底値なら最高に良いのですが、そんなことはほとんどありません。
自分が買った値段を突き抜けて下に行く事がほとんどですので、買値からいくらまで下がるのは想定内なのか、いくらまで下がるなら想定外なのか判断し、「はずれ」なら損切しないといけません。
まとめ
他人が推奨する銘柄でも自分で、チャートをみて、ニュースをみて、財務状況、四季報などをみて研究してください。
やってるうちに、なんとなく感覚が養われてきます。
そうなると、いつ買うか、どれくらいまで上がると期待できそうか、損はいくらまで許容できるかなどの判断がつくようになってきます。
最初のうちは、極力、資金は最小限にとどめ感覚を養ってからロットを増やすようにしましょう。
あっという間にお金が無くなってしまいますよ。
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