株の初心者が必ず起こす失敗。その2

Finance

株の初心者の私が通った道で、読者の皆さんには決して真似してほしくない失敗を「なぜそんな失敗をするのか?」の観点からご説明いたします。
失敗するメカニズムが分かればそうならないように回避することができると思います。
是非自分のものにしていただいて、利益を出せるように頑張りましょう。

自分の売買した価格が中心で判断してしまう。

株の値段には買いたい人・売りたい人、買った人・売った人の気持ちが渦巻いています。
全ての売買には相手がいます。 どの値段で買売した人がこれくらい居たからその人たちはこの後、こう動くのではないか?と予想を立てるとハマったときはうれしい気分になれます。
また、あなたが売買した値段は株式市場において(あなたにとって)一番どうでも良いことです。
しかし、多くの人は「自分が買った値段より安くなった!」とか、「さっき売った価格より下がってきたからお買い得だ!」など、意味のない価格をベースに損得を勘定してしまいがちです。
その結果、お買い得なはずの株で含み損を抱えて損切り&さっきの利益がなくなる。と言ったことが頻繁に起こるのです。

株は売買した人の気持ちで動く。

これがすべてではない事はまずご承知おきいただきたいのですが、最近ではAIによるロボット売買なども大量にあるでしょうから、売買した人の気持ちで動くは「そういうこともあるね。」位かもしれません。がいずれにしてもあなたの気持ちはほぼ関係ありません。

最近私が取引きした、日立物流を見てみましょう。

私は6,320円でINしました。
うわ抜けしたのを気づいたので、ちょっと遅かったのですがINしてみました。
すぐに6,500円でリカクしました。しかし、勢い止まらずじわじわ上がっていました。
チャートはその後も上がり続けているので、買っても正解という事は分かりますが、6,500円でリカクした事実は「これ以上上がるのは難しい」と判断した結果の行動なので6,500円を超えてからの買いには私の気持ちとしては相当な抵抗感があるのです。
しかしそんな気持ちとは無関係にどんどん株価は上がり、「あー。買っとけばよかった」という事になります。 自分がいくらで売ったかなど本当にどうでもよいことなんですよね。
ちなみに私はこの後、6,660円で再INして6,700円で売りました。
上場来高値を記録しているのでいつ下がるか気が気ではありませんが、この後、どうなるのでしょう?

これがよくある負けパターンだ!

次によく見かける負けパターンを見てみます。例はサイエンスアーツです。

①朝寄りで買って
②うまく高値で売り抜けました。
③朝買った値段よりもだいぶ下がってきて、「下がりすぎだろ」と思い、思わず買いIN
④買ったとたんに下がり、持ちきれなくて損切り
その瞬間に上がっていく・・・。
このパターン本当によく見かけます。負けてる人のYoutubeとか見てるととても良い反面教師になってくれていますね。
自分の心理としては、①で買った値段は、これから上がると思って買った値段なので、しかもその後利益出してしまっているため、さらに買うべき成功体験として記憶に残ってしまっています。
そのため③あたりで下落が少し止まっただけで、「これから上がるんじゃない?」と思ってしまうのです。しかし何度も言いますが、ここではそんな成功体験は一番どうでもよい条件で、売買しているほかの人の心理がどうなのかでしかありません。
人は損したくない。儲けたい。で動いています。
どれくらい損なら許容範囲か損切りかは人それぞれなので難しいのですが、いずれにせよあなたの気持ちは完全に無視できるようになれると勝率は上がってくると思います。

まとめ

あなたが売買した価格は売買するときは一番邪魔な条件です。
自分の気持ちを無視して売買ができるように訓練しましょう。

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