東証(東京証券取引所)の信用買い残高とは、投資家が信用取引で購入した株式の未決済残高のことを指します。つまり、証券会社から資金を借りて買った株の合計額です。
なぜ重要なのか?
- 市場の強気・弱気を示す指標
- 信用買い残が増える → 投資家が強気(強気相場)
- 信用買い残が減る → 投資家が慎重(弱気相場)
- 将来の売り圧力になりうる
- 信用買いで購入した株は、6ヶ月以内に決済(売却または現金化)する必要があります。
- 買い残が多いと、将来的に売りが増えて株価が下がる可能性があります。
- 需給のバランスを確認できる
- 信用買い残が増えている銘柄は、人気が高い反面、売り圧力が高まるリスクもあります。
- 信用売り残との比較(信用倍率=信用買い残 ÷ 信用売り残)を見ると、どちらに需給が傾いているかが分かります。
日証協の貸付残高との違い
- 日証協の貸付残高:証券会社や投資家向けの貸し付け全体のデータ
- 東証の信用買い残:投資家が信用取引で買っている株の残高
どちらも市場の動向を判断する上で重要な指標なので、セットでチェックすると相場の流れをより深く理解できます。
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