中級講座 第9回:空売りって何?下がる株で儲ける方法があるの?

Finance

こんにちは!今日は少し難しいけれど、とても面白い「空売り」というテーマについて学んでいきましょう。

1. 空売りとは?

空売り(からうり)は、持っていない株を売って、後で買い戻す取引方法です。普通の株の売買とは逆の順番ですね。

例え話
友達からおもちゃを借りて、それを高く売ります。後で安くおもちゃを買って友達に返すイメージです。

2. 空売りの仕組み

  1. 証券会社から株を借りる
  2. その株を市場で売る
  3. 株価が下がるのを待つ
  4. 安くなった株を買い戻す
  5. 借りた株を返す

差額が儲けになります。

3. なぜ空売りをするの?

  • 株価が下がると予想するとき
  • 市場全体が下がると思うとき
  • リスクを減らすため(ヘッジ)

4. 空売りのメリット

  1. 下落相場でも儲けられる:株価が下がっても利益を得るチャンスがあります。
  2. 市場の効率性向上:過大評価された株の価格を適正な水準に戻す役割があります。
  3. ポートフォリオの調整:他の投資とバランスを取るのに役立ちます。

5. 空売りのリスク

  1. 損失が無限大の可能性:株価が上がり続けると、損失が大きくなり続けます。
  2. 借株料:株を借りる際に手数料がかかります。
  3. タイミングの難しさ:株価の下落を正確に予測するのは難しいです。

考えてみよう
空売りは諸刃の剣です。うまくいけば大きな利益になりますが、失敗すると大きな損失になる可能性もあります。

6. 空売りの実例

架空の会社「スーパーゲーム株式会社」の株を例に考えてみましょう。

  1. 現在の株価:1000円
  2. あなたは株価が下がると予想
  3. 100株を借りて1000円で売る:100,000円の売上
  4. 株価が800円に下がった
  5. 100株を800円で買い戻す:80,000円の支出
  6. 儲け:20,000円(手数料等は考慮していません)

7. 空売りに関する規制

  • 多くの国で一定の規制があります
  • 急激な株価下落を防ぐため
  • 市場の安定性を保つため

8. プロの投資家と空売り

  • ヘッジファンドなど、プロの投資家がよく使う手法です
  • 複雑な戦略と組み合わせて使うことが多いです

まとめ

  • 空売りは株価が下がると予想するときに使う方法
  • リスクが高いので、十分な知識と経験が必要
  • 投資の世界には様々な戦略があることを知ろう

次回予告
次回は「株主総会:会社の大切な決定に参加できる特別な日」について学びます。株主の皆さんが会社の未来を決める大切な会議、どんなことが行われるのでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました