こんにちは!今日は「株式分割」と「株式併合」という、ちょっと不思議な出来事について学びましょう。
1. 株式分割とは?
株式分割は、1つの株を複数の株に分けることです。例えば、1:2の株式分割なら、1株が2株になります。
例:
- 分割前:1株 1000円
- 分割後:2株 各500円
なぜ行うの?
- 株価を下げて買いやすくする:1000円の株は高いと感じる人もいるけど、500円なら買いやすいかも?
- 株の数を増やして取引しやすくする:株の数が増えると、売り買いがしやすくなります。
大切なポイント
- 会社の価値は変わりません!株の数が増えても、全体の価値は同じです。
- あなたの持っている株の価値も変わりません。ただし、株の数は増えます。
想像してみよう:
1枚の1000円札を2枚の500円玉に両替するようなものです。お金の価値は同じですね。
2. 株式併合とは?
株式併合は、株式分割の逆で、複数の株をまとめて1つの株にすることです。例えば、10:1の株式併合なら、10株が1株になります。
例:
- 併合前:10株 各100円
- 併合後:1株 1000円
なぜ行うの?
- 株価を上げる:株価が低すぎると、会社の評判が悪くなることがあります。
- 管理コストを下げる:株主の数が減ると、会社の管理が楽になります。
大切なポイント
- 会社の価値は変わりません!株の数が減っても、全体の価値は同じです。
- あなたの持っている株の価値も変わりません。ただし、株の数は減ります。
想像してみよう:
10枚の100円玉を1枚の1000円札に両替するようなものです。
3. 株主にとっての影響
株式分割の場合
- 良いこと:株の数が増えるので、一部を売りやすくなります。
- 注意点:1株あたりの配当金は減りますが、持っている株の数が増えるので、もらえる配当金の合計は変わりません。
株式併合の場合
- 良いこと:高い株価になるので、会社の信頼性が上がるかもしれません。
- 注意点:持っている株の数が少ない場合、1株未満の端数株が出てしまうことがあります。
4. 面白い株式分割の例
- アップル社:2020年に1:4の株式分割を行いました。1株が4株になり、多くの人が買いやすくなりました。
- 任天堂:2019年に1:10の株式分割を行いました。ゲーム好きの若い人たちにも買いやすくなりました。
5. まとめ
- 株式分割:1株を複数の株に分ける(株価は下がる)
- 株式併合:複数の株を1株にまとめる(株価は上がる)
- どちらも会社の価値や、あなたの持っている株の価値は変わりません
- 会社や市場の状況によって、どちらを選ぶかが決まります
考えてみよう:
もしあなたが会社の社長だったら、どんなときに株式分割や株式併合をしたいと思いますか?
次回予告
次回は「空売りって何?下がる株で儲ける方法があるの?」について学びます。ちょっと難しいけど、とても面白い投資方法ですよ!
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