こんにちは!今日は、会社が株主さんにお返しをする方法について学びましょう。主に「配当」と「自社株買い」という2つの方法があります。
1. おさらい:配当金とは?
- 配当金:会社の利益の一部を株主に分配するお金
- 例:100円の株を100株持っていて、1株あたり3円の配当があれば、300円もらえる
2. 配当性向って何?
- 配当性向 = 配当金総額 ÷ 当期純利益 × 100(%)
- 簡単に言うと、「会社が稼いだお金のうち、どのくらいを配当に使うか」という割合
- 例:
- 会社の利益が1000万円
- 配当に400万円使う場合
- 配当性向 = 400万円 ÷ 1000万円 × 100 = 40%
考えてみよう:配当性向が高いと良いの?低いと良いの?
3. 配当性向の高低それぞれの特徴
高い配当性向(例:70%以上)
- 良い点:株主にたくさんお金を返す
- 気をつけたい点:会社の成長のための投資資金が減る
低い配当性向(例:30%以下)
- 良い点:会社の成長のための資金を多く残せる
- 気をつけたい点:株主へのお返しが少ない
ポイント:適切な配当性向は、会社の状況や戦略によって変わります。
4. 自社株買いとは?
- 会社が自分の会社の株を買い戻すこと
- 株式市場から株を減らす効果がある
自社株買いのメリット
- 1株あたりの価値が上がる
- 株価が上がりやすくなる
- 将来の企業買収などに使える
具体例で理解しよう
- ケーキを10等分して、10人で分ける → 1人1切れ
- 2切れ買い戻して、8人で分ける → 1人1切れだけど、大きくなる!
5. 配当vs自社株買い:どっちがいいの?
- 配当:定期的に現金がもらえる(特に生活資金として使いたい人に人気)
- 自社株買い:株価が上がる可能性が高い(将来のために貯めたい人に人気)
大切なポイント:どちらが良いかは、会社の状況と株主の希望次第
6. 会社の還元策を見極めるコツ
- 配当性向をチェック:安定しているか、上昇傾向か
- 自社株買いの頻度:定期的に行っているか
- 会社の成長戦略:還元と成長のバランスは取れているか
まとめ
- 配当性向:会社の利益のうち、どれくらいを配当に回すかの割合
- 自社株買い:会社が自社の株を買い戻し、株主に間接的に還元する方法
- どちらの方法も一長一短があり、会社の状況と株主の希望によって最適な方法が変わる
次回予告:次回は「テクニカル分析の基礎」について学びます。チャートから株価の動きを予想する方法を知ろう!
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