こんにちは!今日は「ファンダメンタル分析」について学びます。難しそうな言葉ですが、要するに「会社の本当の価値を調べる方法」のことです。
1. ファンダメンタル分析とは?
- 会社の基本的な情報を分析して、その会社の株価が適切かどうかを判断する方法
- 「ファンダメンタル」とは「基本的な」という意味
- 会社の健康状態を調べるようなもの
例え話:
友達と一緒にレモネード屋さんを始めるとしましょう。お店の価値を知るには何を調べる?
- レモネードの味は美味しいか
- 毎日何杯売れているか
- 材料費はいくらかかるか
- お客さんの評判はどうか
これらを調べるのが、まさにファンダメンタル分析です!
2. ファンダメンタル分析で見る主な指標
a) 収益性
- 売上高:会社が稼いだお金の総額
- 利益:売上から費用を引いた残り
たとえ:レモネード屋で1日100杯(1杯100円)売れたら、売上高は10,000円。材料費が3,000円なら、利益は7,000円。
b) 安全性
- 負債比率:借金の割合
- 流動比率:すぐに使えるお金の割合
たとえ:レモネードスタンドを始めるのに10,000円借りて、5,000円自分で出したら、負債比率は66.7%。
c) 成長性
- 売上高成長率:売上がどのくらい伸びているか
- 利益成長率:利益がどのくらい増えているか
たとえ:去年は1日80杯だったのが、今年は100杯に増えたら、成長率は25%。
d) 株価関連指標
- PER(株価収益率):株価が利益の何倍か
- PBR(株価純資産倍率):株価が会社の資産の何倍か
たとえ:レモネード屋の1年の利益が10万円で、お店の価値が100万円なら、PERは10倍。
3. ファンダメンタル分析の手順
- 会社の財務諸表を入手する(決算書を読もう)
- 業界の動向を調べる(他のレモネード屋さんはどうしてる?)
- 競合他社と比較する(隣町のレモネード屋と比べてみよう)
- 経営陣の評価(店長さんは頑張ってる?)
- 将来の成長性を予測する(来年はもっと売れそう?)
4. ファンダメンタル分析の長所と短所
長所:
- 会社の本当の価値がわかる
- 長期的な投資に向いている
- 根拠のある判断ができる
短所:
- 時間がかかる
- 専門知識が必要
- 短期的な株価変動を予測しづらい
5. ファンダメンタル分析を使うコツ
- 複数の指標を組み合わせて判断しよう
- 時系列で変化を見よう(1年前と比べてどう?)
- 同じ業界の他の会社と比べてみよう
- ニュースや経済の動きにも注目しよう
- 自分なりの「お気に入りの指標」を見つけよう
まとめ
ファンダメンタル分析は、会社の中身をじっくり調べて、その本当の価値を知る方法です。レモネード屋の例で考えたように、会社の儲け具合、安全性、成長の様子などを総合的に見ることが大切です。
この分析方法を使えば、「なんとなく」ではなく、しっかりとした理由を持って株を選ぶことができます。でも、完璧な方法ではないので、他の分析方法と組み合わせて使うのがおすすめです。
次回予告:次回は「配当金って何?会社からのプレゼント?」について学びます。株主になると、どんなメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう!
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