中級講座 第12回:テクニカル分析の基礎 〜チャートから株価の動きを予想しよう〜

Finance

こんにちは!今日は株式投資の世界で使われる「テクニカル分析」について学びます。難しそうに聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「チャート(グラフ)を見て株価の動きを予想する方法」のことです。

1. テクニカル分析とは?

  • 株価の過去の動きから、未来の動きを予想する方法
  • チャート(株価のグラフ)を使って分析します
  • 「株価の動きには一定のパターンがある」という考え方に基づいています

想像してみよう:チャートを見るのは、空を見て明日の天気を予想するようなものです。雲の形や風の向きから天気を予想するように、チャートのパターンから株価の動きを予想するんです。

2. よく使われるチャートの種類

  1. ローソク足チャート
  • 日本で生まれた、世界中で使われているチャート
  • 株価の始値、高値、安値、終値を一目で分かるように表示
  • 形が「ローソク」に似ていることから、この名前がつきました
  1. 折れ線チャート
  • シンプルな線で株価の動きを表したチャート
  • 全体的な傾向を把握するのに便利

豆知識:ローソク足チャートは、18世紀の日本の米相場で使われ始めたんだ。日本の知恵が世界中の投資家に使われているんだね!

3. テクニカル分析で見るポイント

  1. トレンド(傾向)
  • 株価が上がり続けている(上昇トレンド)
  • 株価が下がり続けている(下降トレンド)
  • 株価があまり変わらない(横ばいトレンド)
  1. サポートとレジスタンス
  • サポート:これ以上下がりにくい価格帯
  • レジスタンス:これ以上上がりにくい価格帯
  • 想像してみよう:サポートは床、レジスタンスは天井のようなもの
  1. 移動平均線
  • 一定期間の平均株価を結んだ線
  • 短期と長期の移動平均線を使って、株価の転換点を予想

やってみよう:新聞の株価欄やスマホのアプリで、好きな会社の株価チャートを見てみましょう。上がっているか、下がっているか、どんな形になっているか観察してみよう。

4. テクニカル分析の利点と注意点

利点

  • 数字やグラフで表現されるので、感情に左右されにくい
  • 多くの銘柄を素早く分析できる

注意点

  • 過去のパターンが必ず繰り返すわけではない
  • 会社の業績や経済状況なども考慮する必要がある

5. テクニカル分析を使ってみよう

  1. 好きな会社の株価チャートを見つける
  2. トレンド(上昇、下降、横ばい)を確認する
  3. サポートとレジスタンスのラインを想像してみる
  4. 移動平均線(あれば)の動きを観察する
  5. これらの情報から、株価がこの先どう動きそうか予想してみる

大切なこと:テクニカル分析は1つの道具です。これだけで完璧に予想できるわけではありません。でも、株価の動きを理解する助けにはなりますよ。

まとめ

テクニカル分析は、チャートを使って株価の動きを予想する方法です。ローソク足や折れ線などのチャートを見て、トレンドやサポート・レジスタンス、移動平均線などを分析します。でも、魔法のように必ず当たるわけではありません。他の情報も合わせて、総合的に判断することが大切です。

次回予告:次回は「ファンダメンタル分析:会社の基本的な価値を見極めよう」について学びます。テクニカル分析とはまた違った株価の分析方法を知ろう!

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