子供向け株式講座

Finance

第5回:株価はどうやって決まるの?需要と供給の簡単な説明

こんにちは!前回は株式市場について学びましたね。今日は、株式の値段、つまり「株価」がどうやって決まるのか、もっと詳しく見ていきましょう。

株価って何?

まず、おさらいです。株価とは、1つの株式を買うのに必要なお金の額のことです。例えば、ある会社の株価が1,000円だとすると、その会社の株式1つを買うのに1,000円かかるということです。

需要と供給って何?

株価を決める大切な要素に「需要と供給」があります。ちょっと難しそうな言葉ですが、簡単に説明しますね。

  • 需要(じゅよう):欲しがる人の数
  • 供給(きょうきゅう):売りたい人の数

これを、みんなの大好きなアイスクリームで考えてみましょう。

アイスクリームで考える需要と供給

  1. 暑い夏の日:
  • 需要:たくさんの人がアイスを欲しがる(需要が高い)
  • 供給:お店のアイスの数は変わらない
  • 結果:アイスの値段が上がる
  1. 寒い冬の日:
  • 需要:アイスを欲しがる人が少ない(需要が低い)
  • 供給:お店のアイスの数は変わらない
  • 結果:アイスの値段が下がる

株価も同じ仕組み

株価も、アイスクリームと同じように需要と供給で決まります。

  1. 株を買いたい人が多いとき:
  • 需要が高い → 株価が上がる
  1. 株を売りたい人が多いとき:
  • 供給が多い → 株価が下がる

株価に影響する要因

でも、なぜ人は株を買いたくなったり、売りたくなったりするのでしょうか?いくつか理由を見てみましょう。

  1. 会社の業績:
  • 会社が儲かっている → 株価が上がりやすい
  • 会社の調子が悪い → 株価が下がりやすい
  1. 将来への期待:
  • 新しい製品の発表 → 期待が高まり株価が上がることも
  • 問題が起きた → 心配で株価が下がることも
  1. 経済全体の状況:
  • 景気が良い → 多くの株価が上がりやすい
  • 景気が悪い → 多くの株価が下がりやすい
  1. ニュースや出来事:
  • 良いニュース → 株価が上がることが多い
  • 悪いニュース → 株価が下がることが多い

株価の変動を見てみよう

株価は1日の間でもよく変動します。これを図で表すと、山のように見えることがあります。

    株価
    ↑
    │    /\
    │  /    \
    │/        \
    │           \
    └─────────→ 時間

この山の高さが株価、横軸が時間を表しています。

まとめ

株価は、その株式を買いたい人(需要)と売りたい人(供給)のバランスで決まります。会社の業績、将来への期待、経済の状況、ニュースなど、様々な要因が株価に影響します。

株価は常に変動していて、それを予測するのは難しいものです。だからこそ、株式投資をするときは慎重に考える必要があるんですよ。

次回は、なぜ人々が株式を買うのか、もう少し詳しく見ていきます。お楽しみに!

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